ルワンダ大虐殺時のツチ族フツ族のように、一般市民同士が殺しあう世界に私はいる。殺さないと殺される。
私はラジオのDJで、自分の番組も持っている。ある日、いつものようにスタジオに入ると、そこは死体の山になっている。生きている人はいないよう。敵が来る音がしたので、ほうり出されていたシートをかぶり、他の死体たちに寄り添って横になる。敵をやりすごそうと思ったが、チャンスがあったので殺した。その後のラジオ放送で、死体を見ながら能天気にその体験を電波にのせた。


呪術なのか、熱いフライパンのようなものが飛んでいる。中には煮えたぎった湯か、もしくは濃硫酸のようなものがたっぷり入っている。私たちの頭上をフラフラ漂って、その液体をまきちらし、私たちは逃げまどう。



目覚めてすぐ忘れないようにと携帯にメモしといたんだけど、あとになって普通のメールを打とうとして、「こ」の変換候補が「殺す」「殺される」系だらけだったのでギョッとした。